博多の森レザーのモノづくりについて
永く愛されるものには、理由がある。
── 博多の森レザーのモノづくりについて
毎日の暮らしの中で、ふと手に取るもの。
それが、使うたびにしっくりくる道具だったとき、少しだけ気分が上向くことがあります。
博多の森レザーが目指しているのは、まさにそんな存在です。
派手さはないけれど、何年経っても飽きない。気づけば毎日そばにある。
そんな革小物をつくりたいと思っています。
私たちが大切にしているのは、「シンプルさ」と「使いやすさ」。
見た目に無駄がなく、触れたときの質感や開け閉めのスムーズさ、持ち歩きやすさまで――
実際に使うシーンを何度も想像しながら、細かな工夫を重ねています。
そしてもう一つ。
“色”がもたらす感覚にも、私たちは注目しています。
定番のブラウンやブラックに加え、手にした瞬間にちょっと心が躍るようなカラーもご用意しています。
落ち着きの中に、少しだけ遊び心を。そんなバランスを大切にしています。
それから、大切なことを最後に伝えておきます。
私たちが扱う革は、自然からの贈りものです。だからこそ、環境に配慮した素材選びや、長く使えるデザインにこだわり、できるだけ“循環できるモノづくり”を心がけています。
ただつくって終わりではなく、「使い続けること」そのものが、価値になるものを。
道具としての実用性と、持つことのよろこび。
どちらも大事にしながら、これからも一つひとつ丁寧に、革と向き合っていきます。